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応急処置

けがをした時のグランドや自宅での応急処置

野球などのスポーツを行なっている際には不幸にも体にボールが当たったり、足首や膝を捻ったり、スライディングで肩を脱臼するなどのけがをすることがあります。残念ながらけがをした時点ではその事を認識し、直ちに可能な事から対応することが重要です。
まず、けがをした場合にはその程度に応じて体が反応します。それは内出血であったり、腫れであったり、痛みであったりするわけです。いわゆる急性期のこのような体の反応に適切に対処することによって治癒を早めたり、復帰までの期間を短縮する事ができます。
 
ここではグランドや自宅でできる急性期の対処法を紹介します。
スポーツ傷害を少しでも勉強された人なら聞いた事があると思いますが、いわゆるRICE(ライス)と紹介されています。Rはrestで安静という意味です。けがをした時はその部位の安静を保つ事によって出血や腫れを悪化させるのを防ぎます。Iはicingで氷または氷水で冷やす事です。中学の理科で学んだと思いますが、氷が水になる時には熱を吸収します。これが急性期の炎症による熱を吸収し炎症を押さえるのです。Cはcompressionで圧迫する事です。急性期には炎症によってけがをした部位が腫れます。これを腫れるままにしておくとその腫れの吸収に時間がかかります。けがの部位を圧迫する事によって腫れをできる限り押さえるのです。最後にEはelevationで挙上する事です。けがをした部位を心臓より高く挙上する事によって腫れの悪化を予防する事ができます。現実には困難な事もありますが、少なくともけがした部位を下に下げないような工夫は必要です。
実際にスポーツチームのトレーナーが行っている写真をお見せします。

圧 迫

受傷部位をスポンジなどのパットをあて、その上から弾力性のある包帯などを巻いて患部を圧迫して腫れを防止 します。ただし、圧迫部位より先が紫色になるような血行障害や神経の圧迫によるしびれを来たすほどの圧迫はしてはいけません。

アイシング

アイスキューブまたはクラッシュアイスをビニール袋に入れて、受傷部位を包帯などで圧迫し、そのうえに上のアイスをあててさらに包帯、ビニールラップなどで固定します。
30-40分、患部を冷やしてアイスをはずし、60-90分安静にする。その後再び30-40分アイスをあてて圧迫します。これを受傷後、12-24時間繰り返します。このときも冷やしすぎによる凍傷などの皮膚の障害にも気をつけなければいけません。皮膚と氷の間にタオルなどをはさむ事によって皮膚の障害はある程度防げます。

挙 上

心臓より高く損傷部位を挙上し、腫れを防止します。